カンプタールの冷涼さが際立つ
ミネラリーで厚みのある白

一部粘土質の痩せた角閃石の土壌で、南に傾斜。
山頂に近いため、風の通りがよく、
これによって、ブドウは晩秋まで
健康でボトリティス菌が付くことなく、
畑で完熟します。

古木から収穫され、更に収穫量を抑えた
ブドウは、晩秋に完全に健全な状態で収穫。

２日間マセラシオンをおこない、
これによって、果肉、種そして黄色い
果皮の深い旨みと香りを移します。

自然に澱下させた後、マストはその後、
地元マンハルツベルガー樫製の木樽の中で、
この畑の天然酵母によって発酵に入ります。

ワインは700年前からの自然の地下セラーで
完全に自然に熟成していくのが望ましいため、
ワインづくりの段階では、できるだけ
手を加えないようにしています。

ワインは春から夏にかけて、澱の上で
長時間熟成させたことにより安定し、8月に瓶詰め。

結晶質のミネラル感とカンプタールの
クール感が特徴のワイン。
個性的で複雑です。

■産地：オーストリア　カンプタール
■品種：グリューナーフェルトリーナー100%
■タイプ：白・辛口

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＜気候＞
カンプタールは冷涼な気候にあります。
北にあるマンハーツベルクや、
ワインフィアテルの高台から
吹く冷たい風と、東から吹く
パノニア気候の温かい風が
カンプタールで出会います。

これにより日中は温かく高い温度ですが、
夜になると冷え込みます。
この寒暖差が葡萄の皮を厚くさせ、
アロマと酸が葡萄の実に蓄えられます。


カンプタールの微気候（マイクロクライメット）は、丘毎に異なります。
標高は海抜200m～500mに及びます。
丘の間にある小さい渓谷は高原からの
冷気を畑に夜間吹き下ろさせる
チャネルとなります。

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＜テロワール＞
クリスタル(結晶岩)、クフェールクナイス(片麻岩の一種)を
母岩に薄い腐植土が覆った土壌。
主にシングルヴィンヤード「トイザーベルク」
のブドウを使用しています。


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＜栽培＞
仕立ては垣根仕立て（ギュイヨ式及びコルドン式）。
夏場は非常に暑い地域なので、
ウオーターマネージメントには
大変注意を払っています。

グリーンカバーと、自家製のコンポストは
葡萄の樹の成長のバランスを取る為に重要です。

剪定とリーフワークの段階で選別している為、
グリーンハーベストは行いません。

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＜オーガニック＞
2世代にわたって除草剤と化学肥料は使用していません。
70年代からコンポストと緑肥に切りかえ、
茶葉の肥料やホエー（乳清）などを使用してます。
2009年収穫よりヨーロッパのオーガニック認証獲得。

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