南アのサンソー種に注目するソムリエも、
この「ポフェイダー」を飲まずには語れない。
極めて上品で綺麗な、サンソーの最上級ワイン。

The Sadie Family Wines (Swartland)
ザ・サディ・ファミリー・ワインズ、スワートランド

当主は南アフリカワインの今を牽引するイーベン・サディ氏。
10代の頃から15年間ヨーロッパのワイナリーで修業し、
南アフリカに戻った後はスパイス・ルートで醸造責任者を勤めました。

「超新星現れる」世界的な脚光。

1998年スワートランドに自身のワイナリーを設立し、
古樹から低収量で造られるコルメラとパラディウスを
発表すると、瞬く間に注目を浴びます。

無灌漑の古樹のみから造られるワインは、
ずば抜けた出来栄えを誇り、
他の生産者からのリスペクトをも厚く受ける造り手で、
完璧を求める職人気質、機械化とは無縁の環境下
で手作業を基本に、重力の力を利用して、
スワートランドのテロワールをワインに表現すべく、
情熱をかたむけてワインを造っています。

南アフリカの大自然を体感する様な
「圧倒的なスケール感」が現れました！

コルメラやパラディウスを主軸として、古樹のシリーズは、
100年以上にもわたる木々。

それにより土壌の個性を写しだすとところは、まるで
歴史を紐解く様な、複雑で滋味溢れる味わい。

このコンセプトに沿って、それぞれは違った
アプローチの手法を用いています。

世界中が渇望するサディのワインですが、生産量は少数。

また、生粋のサーファーでもあり、海に入る時間も
大事にしたいので、生産量がこれ以上増えることは
無いとのことで…、争奪戦の様相になっています。

Pofadder（蛇のような形をした山）の畑から。

スワートランドのカステルベルク山脈の西側。

スレートと風化した頁岩の土壌19世紀末から20世紀にかけてサンソーは、
偉大な赤を造る際に重要な役割を果たしてきた品種で、この古樹シリーズの
候補品種の1つでした。

低収量（最終的には収量28hl/ha程度）を保ち、完璧に成熟させることに加え、
その非常に酸化しやすい特徴は、畑でもセラーでも悩みが尽きません。

この品種には、5つ畑が検討され、スワートランドのカステルベルク山の区画が

他の部分よりもはるかに上質な葡萄が取れることが明らかになりました。

摘み取った後、過熟した粒と未熟な粒の両方を取り除くために、注意深く選別します。

除梗せずに、開放式の木樽に入れられ、発酵のために毎日足で1〜2回パンチダウンし、

必要なジュースを放出させます。

1か月のスキンコンタクト後、ブドウは手で小さなバスケットプレスに移され
古い木樽に直接プレスされます。

果実のエレガントさを保ち、未熟な酸化を防ぐため、瓶詰は1年程後に行います。

清澄は行わず、ノンフィルターで仕上げていますが、そのエレガントな作りには、
誰しもが驚かされるはずです。


■産地：南アフリカ
■品種：サンソー
■タイプ：赤

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