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記念すべき10周年の輝き、そして未来へ

「コピッチ ハッピー・アニバーサリー 2021」は、コピッチがワイン造りの経営を引き継いで10周年を迎えた記念として、特別に生産した限定ワインです。
今や自然派のワイン生産者として、その優れたコスパは日本でも多くのファンを持つ人気生産者です。
ただ、それだけでなく、この限定ワインは、その集大成ともいえる、華やかで繊細な旨味が楽しめ、ブルゴーニュの熟成を求めて止まない皆さんに、ぜひお薦めすべき1本となっています。

その味わいは自然派。
溢れる旨味が実に奥ゆかしく楽しめます。

グラスに注がれたワインは、淡い濁りのある紫がかった赤色。
香りは、サワーチェリーやブルーベリー、プラムといったフレッシュな果実のアロマに、少しのリコリスとスパイスが複雑さを与えます。

一口飲めば、ライトからミディアムの中間のボディでありながら、ドライなサワーチェリーやラズベリーのニュアンスが広がり、スパイスとハーブが心地よいアクセントとなります。
酸味は溶け込むように程よく、以前のヴィンテージよりも柔らかな印象。
決して重すぎず、かといって軽すぎることもない、絶妙なハーモニーは、どんなお料理にも寄り添い、記念日の食卓を格上げしてくれるでしょう。少し冷やして、12℃前後でお楽しみいただくのがおすすめです。

このワインは、オーストリア・ブルゲンラントのノイジードル・アム・ゼーにある、樹齢20年以上のブラウフレンキッシュとザンクト・ラウレントを使用し、石灰岩土壌の恩恵を受けて育まれました。
500年以上続くコピッチの家系が、バイオダイナミック農法で丁寧にブドウを育て、手作業での収穫、そして人工添加物を一切使わず、温度管理も行わない自然発酵で造り上げました。
無清澄、無濾過、SO2も無添加で、テロワールを表現することにこだわり抜いた、魂のこもった一本です。

「コピッチ ハッピー・アニバーサリー 2021」は、ただのワインではありません。それは、これまでの感謝と、これからの希望を込めた、ボトルに詰まったメッセージ。家族や友人、大切なパートナーとの絆を深める、忘れられないひとときを演出します。コピッチファミリーが、未来への願いを込めて送り出す特別なワインです。

ワイナリー・コピッチについて

オーストリア東部、ハンガリー国境に広がるワインの名産地ブルゲンラントの北端、ノイジードル・アム・ゼーに位置するコピッチは、500年以上もの歴史を持つナチュラルワイン生産の家系です 。
現当主のアレキサンダー・コピッチは、父親の代まではブドウやバルクワインの販売を行っていた家業から転換し、ナチュラルワイン醸造への情熱を伝えたいという思いから、ワインの醸造・販売を始めました 。

総面積6.2ヘクタールのブドウ畑では、ルドルフ・シュタイナーの考え方に基づき、バイオダイナミック農法を実践しています 。
彼らが最も重要視しているのは「"Lots of hand crafting"」、つまりほとんどの作業を手作業で行うことです。
収穫や除梗も全て手作業で行われ、アレキサンダーが主に畑作業を担当し、マリアがオフィスワークを担当しています 。

彼らの醸造モットーは「"Low intervention winemaking"（人的介入を最小限に抑えること）」です 。
人工添加物は一切使用せず、発酵は常に温度制御なしの自然発酵で行われます 。

ほとんどのワインはSO2を最小限添加するか無添加で、無清澄、無濾過で生産されています 。
彼らのワインは果物ではなく、「テロワール」を表現しており、土壌や石が香りや味わいに影響を与え、繊細で加工されていない複雑さ、熟成、誠意、そして魂を持つナチュラルワインを目指しています 。

また、コピッチは自然との共存を目指し、CO2削減にも取り組んでいます 。
最低限のラベル使用、瓶や段ボールの再利用に加え、農場にミツバチの巣箱を導入し、そこから採れる天然の蜂ワックスでコーティングされた天然コルクを使用することで、接着剤やプラスチックの使用を避けています 。