イチャスメンディ ビスカイコ・チャコリーナ・イチャスメンディ/Itsasmendi Bizkaiko Txakolina Itsasmendi【スペイン・バスク白ワイン】

復活を遂げたビスカイアのチャコリ
ミネラリーで爽やかな微発泡タイプ
スペインのバスク地方。ここの地酒といえば、チャコリ♪
スペイン北部とフランスとの国境のピレネー山脈の麓に位置するバスク地方。
「食はバスクにあり」と言われるほど美食で知られる地方です。
バスク地方はピンチョスやタパスの発祥の地でもあり、
海の街ならではの新鮮な魚介のお料理が有名!!
そんな美食の町で飲まれている地酒チャコリは、
ほんのわずかな発泡性を残した状態でボトリングされた白ワインで、
酸味が強く、アルコール度数が低いワインです。
スペイン国内のワイン法で3種類が原産地呼称認定を受けています。
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D.O.Arabako Txakolina(アラバコ・チャコリーナ)
海からは30kmほど内陸なので若干雨量も少なめで
乾燥した南風が170日間吹き続ける。
酸とミネラルは維持しつつ、より厚みのあるタイプが多い。
D.O.Chacoli de Guetaria(チャコリ・デ・ゲタリア)
チャコリを最初に復活させた県。
海沿いの東側、海に面して北向きの斜面に作られています。
比較的爽やかで酸とミネラルが特徴のものが多い。
D.O.Chacoli de Bizkaiko(チャコリ・デ・ビスカイコ)
海沿いの西側、秋には南の内陸からドライな風が吹き、
ブドウが成熟度をあげる。酸とミネラルは維持しつつ、
より厚みのあるタイプが多く、微発泡性も少ない。
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こちらは、海沿いの西側、
酸とミネラル豊かな厚みのあるチャコリ・デ・ビスカイコ!!
秋には南の内陸からドライな風が吹き、
ブドウが成熟度をあげる。酸とミネラルは維持しつつ、
より厚みのあるタイプが多いのが特徴。
12の町にまたがった18の畑のブドウを使用。
バランスがよく、フレッシュでやわらかい
口当たりが特徴の微発泡のチャコリ。
柑橘や、白い花、アプリコットやアニスの
ようなニュアンスもあります。余韻が長く、
ほんのりとした洗練された苦みが後味にある、
良い意味でチャコリらしいチャコリです。
イチャスメンディのスタンダードワインです。
■産地:スペイン・バスク地方 ビスカイコ
■品種:オンダラビ・スリ50%、オンダラビ・スリ・セラティエ(プティ・クルヴュ)50%
■タイプ:白・辛口・微発砲

伝統と革新のチャコリが
ゲルニカの生物圏保護区で復活
1989年、ビスカイアでのチャコリの生産を復活させたい
と願う有志によりプロジェクトが発足。
ワインへの反響の大きさから、2002年ゲルニカの
ウルダイバイ生物圏保護区(1984年ユネスコ認定)
の中にワイナリーを移転。
自然との融合をめざしたワイン生産が本格的にスタートしました。
イチャスメンディの名前は、ビスケー湾の近くにある
丘の名前に由来していて、「Itsas」はバスク語で「海」、
「Mendi」は「山」の意味をもちます。
今では、この丘を含む35haの畑を所有し、
すべての畑で自然との融合を目指し、
できたブドウを最先端の技術で醸造することで
伝統的なチャコリだけならず、赤ワインや
スティルタイプのチャコリ、甘口ワインなど
従来のイメージにとらわれることのない発展させた
ワインづくりをおこなっています。
技術だけに頼らずブドウが本来もっている強さを
引き出すピュアなワインづくりを心掛けています。
スペイン国内外からの人気はともに高く、スペイン国内の多くの有名レストラン(「マルティン・ベラサテギ」ミシュラン3つ星、「ムガリッツ」ミシュラン2つ星、「ネルア」「ラ・ミナ」「アサドール・エチュバリ」ミシュラン1つ星、など)でオンリストされています。
チャコリとは
「険しいピレネーを越えれば、美味しい食事とワインの豊かなバスクの地」
12世紀、フランス修道士によって書かれた「聖ヤコブの書」にある記述です。
キリスト教の聖地「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」を目指す巡礼者達。
きついピレネー山脈を越えてきた巡礼の人々を、この地の料理とワインが
癒したのでしょうね。
「サン・セバスチャンにミシュラン星獲得店17、その内3つ星は3店」
「人口当たりのミシュラン星の数が世界一」
バスクは近年美食の地「世界で一番美味しい街」として、リゾート、
観光地として人気が高まっています。
特にスペイン側では、ミシュラン星付レストランが多く点在し、
サン・セバスチャンを中心としたバル文化も発展しています。
チャコリはバル文化とともに発展してきた、まさに「美食を楽しむ
ためのワイン」なのです。
戦争や内戦など不幸な歴史がありました。
バスク地方も例外ではありません。
それどころか、オンダリビア(フランスとスペインの国境の町、
チャコリの発祥の地)などは、要衝の地として激しい戦火にさらされました。
今でもその傷跡は街のいたるところにあります。
さらにスペインではフランコ独裁政権による暗黒時代を迎え、バスクは
言語、文化も抑圧されてします。
「絶滅しかけてから、復活!そしてチャコリの躍進は止まらない!」
戦争、内戦など不幸な歴史もあり、一度はすたれてしまったワイン生産。
今!さらに品質を向上させて復活しています!
変革、品質向上の真っただ中にある、チャコリから、そんな「熱気」を
感じて頂けたら嬉しいです。
「険しいピレネーを越えれば、美味しい食事とワインの豊かなバスクの地」
12世紀フランスの修道士が遺した言葉のままに、チャコリは愛されています。