キャンティ リゼルバ 2019【バックヴィンテージ】ボナッキ /Chianti Riserva Bonacchi/イタリア赤
サンジョベーゼは、熟成が好き。
極めてエレガントな赤ワインです。
キャンティを良く知る人こそ、リゼルバだからフルボディと考えがち…
ですがリゼルバも、やはりサンジョベーゼであり、キャンティなのです。
若い間には、その個性である可愛らしさ。
それはトマトやチェリ―に例えられる、繊細な美味しさが感じにくく、果実味が先行しますが、これらは発展途上の状態です。
上質なキャンティは一様に、熟成と言う成長を伴って初めて、可愛らしさと奥深さが同居するエレガントなワインとなります。
手頃な価格で、このキャンティらしいエレガントなワインをご紹介する機会を得ました。
バックヴィンテージでお出しできる間に、ぜひお試し下さい。
歴史あるワインメーカー
ボナッキの一族
現オーナー、アンドレアの曾祖父エンリコ・ボナッキは、19世紀末にトスカーナでワイン生産者としてのボナッキ王国を築いた人物で、現在ボナッキの葡萄畑があるのと同じ地域で、小さな栽培農家を営んでいました。
1909年、エンリコ・ボナッキの息子ピオが誕生し、弟たちと父の事業を引き継ぎ、さらに近隣から他の土地を取得し、後に葡萄畑として植え付けました。
1965年から、アンドレア・ボナッキの父ジョバンニはキャンティの生産を拡大することを望み、キャンティ・モンタルバーノと呼ばれる地域にある100エーカーの葡萄畑のモンテマーニョのエステートを取得しました。
80年代の終わりには、地元市場だけでなく海外でもビジネスを開始し、クアッラータに新しいワイナリーを建設したのです。
ビジネスの発展に伴い、1999年にカザリーノ・エステートを取得しました。
キャンティ・クラシコ・ガッロ・ネロの中心部にある60エーカーの葡萄畑です。
2001年、ボナッキファミリーはモンタルチーノのエステート、モリーノ・デッラ・スガを取得。
これはブルネロとロッソ・ディ・モンタルチーノの間の、25エーカーの土地です。
葡萄は、伝統的な方法と近代の機械を使用して収穫を行ない、最高品質のワインを確保できるようにしています。
ジョヴァンニが引退した後、アンドレアは4代目として父のビジネスを引き継ぎ、現在20カ国以上で展開するボナッキブランドの名声を高めることに務めています。
近代的な技術と家族の専門知識
エステートの中心にある新しい施設には、最新のワインメーキングの機械があり、自動のボトリングのラインが二つあります。
保存場所であり樽熟成を行なう広いセラーも併設されています。
ワインは、ボナッキの名前が付けられ、国内外で販売されています。
キャンティ・モンタルバーノDOCGと上質のオーク樽で造られるバデスコ トスカーナIGTが最も有名なワインです。
近代的な技術と家族の専門知識により、ボナッキはトスカーナの4つの農園から、お客様にクオリティの高い商品を提供することが可能になり、UNI EN ISO 9001:2008認証を受けており、オーガニック製法にも着目しています。
■産地:イタリア トスカーナ州
■品種:サンジョベーゼ100%
■タイプ:赤 フルボディ