ボルゴデッラ ロッカ 2018【バックヴィンテージ】 ジョヴァンニ サルティ /borgo della rocca giovanni sarti/イタリア赤
熟成を経て花開く、
南イタリアの優雅なハーモニー
プーリアの太陽をたっぷりと浴びて育ったネグロアマーロとカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドし、その個性を最大限に引き出した逸品です。
このワインは、造り手ジョヴァンニ・サルティの揺るぎない情熱と卓越した手腕によって生み出されました。
ジョヴァンニ・サルティ
プーリア州サレント半島の中心部、ブドウ栽培の伝統が根付く土地に根差した生産者です。
彼の家族は19世紀後半からこの地でブドウを育てており、その歴史は数世代にわたります。
ワイナリーとして本格的に瓶詰めを始めたのは、現当主ジョヴァンニの父の代からです。
彼は、伝統的なブドウ栽培と最新の醸造技術を融合させ、テロワールの本質を表現することを追求しています。
彼の畑では、有機農法に限りなく近い形でブドウが栽培されており、化学肥料や農薬の使用を最小限に抑えています。
これにより、ブドウは健全に育ち、その土地ならではのミネラル感や風味を蓄えることができるのです。
ボルゴ・デッラ・ロッカ 2018
ブドウ品種: ネグロアマーロ 70%、カベルネ・ソーヴィニヨン 30%
収穫: 手摘みで丁寧に収穫。完熟度を見極めて最適なタイミングで実施。
発酵: 破砕後、温度管理されたステンレスタンクで約15日間、野生酵母を中心にアルコール発酵。
熟成: ステンレスとコンクリートタンクでマロラクティック発酵を行い、その後、スラヴォニア産とフランス産のオーク樽(一部新樽)で約18ヶ月間熟成。さらに瓶内熟成を最低6ヶ月間経てリリース。
アルコール度数: 14.5%
ボルゴ・デッラ・ロッカ 2018
熟成がもたらす優美な変貌
このボルゴ・デッラ・ロッカ 2018は、リリース直後でも力強い果実味を楽しめますが、歳月を重ねることで、その真価を発揮します。
熟成によりタンニンは溶け込み、驚くほど滑らかな口当たりへと変化しています。
グラスに注ぐと、完熟したプラムやブラックチェリーの香りに、なめし皮やタバコ、そしてスパイスのニュアンスが加わり、複雑で深遠なアロマが立ち昇ります。
口に含むと、力強かった果実味がエレガントな酸味と調和し、ベルベットのような舌触りで官能的な余韻へと誘います。
ネグロアマーロの凝縮感ある果実味に、カベルネ・ソーヴィニヨンの骨格と複雑性が加わり、力強さと同時に洗練された美しさを備えたワインへと昇華しています。
プーリアの温かい太陽と、ジョヴァンニ・サルティの丁寧な仕事、そして長い歳月が織りなすこのエレガントな味わいを、ぜひご堪能ください。
■産地:イタリア プーリア州
■品種:ネグロアマーロ70%、カベルネソービニヨン30%
■タイプ:赤