ヴァルポリッチェラ リパッソ2015 【バックヴィンテージ】コルテフォルテ / Corteforte Valpolicella Ripasso /イタリア赤
陰干し葡萄を再利用
日常用のアマローネ
葡萄を陰干しして造られるアマローネの搾り滓(糖分や酵母を含み再発酵)を加え、もう一度発酵して造られるリパッソ。
アパッシメント製法(陰干し葡萄)で造らる、ヴェネトの銘酒アマローネの力強い風味を、ヴァルポリチェッラ・シュペリオーレに与えることでワインの品質を高めて、長期熟成タイプのコクのあるワインに仕上がります。
干し葡萄にした事で、凝縮するだけでなく、タンニンの質感が和らぎ、滑らかにして芳醇なワインが仕上がっています。
2015年の骨格が魅せた
10年の熟成による結果
熟したベリーの香りが、グラスを回すたびに広がりを見せます。
シナモンや丁子の香りが奥から見え、僅かにトリュフ。
香りが表現するままに、味わいもまた複雑さが感じ取れます。
舌先を滑るように液体が流れ、こなれたタンニンが心地よくフィニッシュを彩るあたりに、熟成ならではの完成度が楽しめます。
コルテフォルテのリパッソ
すべてのワインは350Lの小樽もしくは2,500Lの大樽での熟成を経てから出荷されます。
“ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ・リパッソ”はステンレスタンクで発酵後、翌4月にアマローネの澱の上で再発酵。樽で6〜8ヶ月熟成を経て、味わいを馴染ませて完成を迎える、手間のかかる工程を経ています。
■産地:イタリア ヴェネト州
■品種:コルヴィーナ&コルヴィノーネ種70%・ロンディネッラ種20%・モリナーラ種10%
■タイプ:赤 フルボディ
コルテフォルテ醸造所
1400年代に、ピエトラ・コルテフォルテ氏が設立。
1600年代のヴェローナの貴族の所有を経て、1989年に現当主カルロ・マリア・チェルッティ氏の所有に。
彼は、ブドウの持ち味を生かすワイン造りを目指して畑や醸造所の改築を進め、行動的で情熱的、でもソフトな人柄のカルロ自身を反映したようなワインを生み出しています。
1993年の初リリースからすでに各方面で高く評価されていますが、年間数千ケースのみという少量生産のワイナリーです。