カーサ・デ・アタライア セトゥーバル ティント/Casa de Atalaia Setúbal Tinto/ポルトガル赤
大西洋の潮風が育む、心解ける柔らかな赤
完熟した果実の充足感と、驚くほど滑らかな質感。
ポルトガルの日常に寄り添う、飲み疲れしない上質な1本です。
産地であるセトゥーバル半島は、大西洋の穏やかな海風が吹き抜ける地。
この恵まれたテロワールが、ワインに角のない優しさをもたらしました。
輝きのある深いルビーレッド。
完熟したブラックベリーやプラムの濃厚なアロマに、
背後からほのかなスパイスやバニラの
ニュアンスが穏やかに重なります。
口当たりはシルクのように滑らかで、
丸みを帯びたタンニンが心地よく喉を通り過ぎます。
熟れたフルーツの旨味と、
ポルトガルワインらしい素朴な充足感。
最初の一杯から最後の一滴まで、
肩の力を抜いて愉しめる、まさに「日常の良酒」です。
■産地:ポルトガル、セトゥーバル半島
■品種:カステラォン、アラゴネス(テンプラニーリョ)ほか
■タイプ:赤・ミディアムボディ
カザ・デ・アタライア / Casa de Atalaia
カザ・デ・アタライアは、リスボンから南へ約1時間。
歴史的な城郭都市パルメラの街に拠点を置く、
1940年代設立の伝統あるワイナリーです。
「ワインは人生の喜びを分かち合うもの」という信念のもと、
現在は醸造だけでなく、宿泊施設やショップを備えた
エノツーリズム(ワイン観光)の拠点としても、
地元の食文化を世界へ発信し続けています。
彼らが手掛けるワインの最大の特徴は、その「柔軟さ」にあります。
畑が位置するセトゥーバル半島は、海に囲まれた地形。
日中の強い陽射しがブドウを完熟へと導く一方で、
夜間は海からの冷涼な風がブドウの酸を優しく守ります。
この昼夜の寒暖差が、重すぎず、かつ密度の高い
「飲み疲れしない」絶妙なバランスを生み出しています。
人生の節目に寄り添う「リゾート・ワイナリー」
ワイナリーの敷地内には、13世紀のパルメラ城を望む
美しいロケーションを活かした結婚式場が併設されています。
そこでは日々、多くの人々が彼らのワインと共に、
人生の幸福な瞬間を祝っています。
カザ・デ・アタライアが守り続けているのは、
単なる醸造技術だけではありません。
「どんな料理にも、どんな場面にも馴染む」という、
ワインが本来持っているフレンドリーな精神です。
特別な日の華やかさも、何気ない晩酌の安らぎも。
このワインが持つ「柔らかさ」は、
造り手が大切にしているホスピタリティそのものです。
派手な主張ではなく、静かに心を満たしてくれる。
ポルトガルの豊かな風土と、
温かなおもてなしの心が詰まった、慈味深い味わいです。
