クリスタルム マバレル ピノノワール 2023/Crystallum Mabalel Pinot Noir【南アフリカ赤ワイン】
¥8,727
税別
¥9,600
税込

南アフリカの多彩な環境を体現する
繊細なエレガントなピノノワール
キュヴェ名「マバレル」とは古くから
南アフリカに伝わる伝説の少女の有名な
詩に由来しています。
畑名はアフリカーンス語で「ワニの隠れ家」
を意味する「Kaaimansgat」。
ケープ地域の山地にあり、冬になると山頂に
雪を抱くほど冷涼な山の標高700m地点で
小川のすぐそばにあり、自身の持つ畑の中で
1番冷涼な区画で、茎まで充分に成熟するのは
難しいため収穫は最も遅くなります。
全房使用率は0%、ステンレスタンクにて29日間
野生酵母による自然発酵。
ブルゴーニュ樽にて11カ月熟成(新樽比率20%)。
2023年
スターアニス、マッシュルーム、大豆、
バラの香り。
味わいにはダムソン、レッドカラント、
プラムの濃密な果実味と同じ位に、
ルバーブ、トマトの葉、糖蜜など、
土の香りや深みがあります。
フィニッシュはドライで、軽くスパイシーな余韻。
■産地:南アフリカ ケープ
■品種:ピノノワール 100%
■タイプ:赤・ミディアムボディ

クリスタルム/Crystallum
ウォーカーベイのヘルマナス地方、ヤマル・アルデ・リッジに
2007年に設立された家族経営の小さなワイナリー。
オーナーのピーター・アラン・フィンレイソン氏は
同地区のブシャール・フィンレイソンを
運営するフィンレイソン家の第3世代。
2代目よりこの地域にピノ・ノワール、シャルドネを植えた
パイオニア生産者です。
伝統を踏まえつつも新境地を見出すべく独立し、2008年よりリリース。
年産3万本強で、南アフリカのトップレストランやワインショップでも
限定入荷しかしない入手困難なカリスマワインです。
偉大な土壌と手のこんだ農法こそが、凝縮感がありバランスのとれた
ワインを造り出す上での絶対不可欠な基本。
ワイン造りはブドウの樹から生じるものを仕込むのであり、あらかじめ
設定した結果をめざして手を加え加工する造りはしない、という哲学の
もとワイン造りをしています。

南アだからなしえた、最上畑での葡萄栽培
「素晴らしいワインはセラー内ではなく畑で造られる」という信条を
共感できるブドウ生産者と、自らも栽培から取り組み、
ブドウを購入する、という形で流通、雇用をも維持しています。
契約する全ての畑は、夏場でも最高気温が
24~25℃ほどまでしか上がらない
南アフリカでは最も冷涼な地区にあり、
またそれぞれが個性的な土壌を持っており、
非常に手間をかけて栽培されています。
特にシングル・ヴィンヤードのキュヴェに
用いるブドウ樹は、成長過程において
果房の付き加減を厳密且つ適切に調整しており、
自然と収穫量が低く抑えられています。
自社で畑を所有せず栽培家と組む方法は、
南ア独自の厳しい環境保全の取り決めにより、
葡萄畑の所有が規模的に難しい条件がある事と、
そもそも素晴らし畑を所有していても、
素晴らしいワインを造ってはいない栽培家が
多く存在している事実が生んだ、南アならではの
取り組みとなって、どんどんと広がっています。
クリスタルムと同じく、今や彗星のごとく現れる、
若手の優秀生産者の多くが、この手法を取り入れています。
