カフリ NO8 テリアニ・ヴァレー/Teliani valley/ジョージア白・オレンジ

ジョージアのオレンジ入門編
重すぎない、渋すぎない、絶妙なバランス。
このワインはジョージアの伝統的な4つの品種から造られています。
『ルカツィテリ、カフリムツヴァネ、ヒフヴィ、キシ』
4つの品種を使う事で、カヘティ地方のいいとこどりのようなワインに仕上げています。
醸造方法は、標準的なスチールタンクで発酵させ、6ヶ月のうち2ヶ月は果皮と一緒に寝かせます。
クヴェヴリのワインをよく知らない人にとって、オレンジワインの入門編として良いワインです。
バランスが取れていて、クヴェヴリより軽いバージョンです。
伝統的なジョージア・ワインは、他国のオレンジワインと比べてタンニンが強すぎます。
このワインは、ジョージア・ワインの風味を生かしつつ、ジョージア・ワインを知らないお客さんや、もしかしたらジョージア・ワインを初めて飲むお客さんにも楽しんでもらえるように造っています。
これはジョージア版アンバーワインですがより洗練されていると言えます。
通常、クヴェヴリワインは、食べたり飲んだりするための食事との組み合わせが必要ですが、このワインはそのまま飲むことができるので、気軽に付き合ってください。
■産地:ジョージア アラヴェルディ、カヘティ地方
■品種:ルカツィテリ40%、 ヒフヴィ40%、キシ10%、 ムツヴァネ10%
■タイプ:辛口
【ロゼとオレンジの違い】
ロゼワインは【黒葡萄】から造られます。
たいしてオレンジワインは【白葡萄】。
白ワインを造る工程に果皮や房を醸す期間を設け、果皮由来のタンニンや香り、果実の厚みをワインに抽出することで造られます。
この工程は、赤ワインを造る工程に非常に似ています。
オレンジワインに関して厳密な規定はまだありませんが、『白葡萄を使い、赤ワインと同じような工程で造ったワイン』と言えます。
そしてその味わいは、品種やエリア、醸す期間も様々であり、多様です。

テリアニ・ヴァレー/Teliani valley
ワイナリーの歴史は19世紀に遡り、皇帝の兄弟であるミハイル・ロマノフにより、ワイナリーの建設を命ぜられたことから始まります。
1880年代にはボルドーから醸造家が招かれ、ジョージアのブドウ品種とヨーロッパのワイン造りのテクニックを組み合わせる実験を始めました。
また、ジョージアでフランス品種のブドウ栽培もスタート。
1893年にはカベルネソーヴィニヨンから造ったワインを当時の皇帝に献上。
大いに賞賛されジョージアで確固たる地位を築くこととなりました。
現在は、ジョージアの伝統的な手法とヨーロッパの手法の両方に従って、古代のブドウ品種から造られたワインを提供しています。
