リード ロイスベルグ グリューナフェルトリナ カンプタールDAC フレッド・ロイマー /Fred Loimer Ried Loiserberg Kamptal DAC/オーストリア白

まごうことなき一流生産者ロイマー!
しかし特筆すべきは、その高い価値にある!
フレッド・ロイマーは、オーストリアの代表的なワイナリーであり、
早くから有機栽培により葡萄の質を改善した一流の醸造家。
そして、彼が所有する畑の中でも、その1級畑にもなると、特に素晴らしいミネラルに富んだ葡萄が取れます。
ところが彼のワインは、その品質からして信じられない価格で提供されており、これが、数多存在するオーストリアの一流と呼ばれる人たちの中でも、特にお薦めすべき理由となっているのです。
まだ知らない人は、ぜひ、この1級畑を飲んでほしい!
オーストリアが優れたワイン産地であることを証明するとともに、高級ワイン産地であることは否めずとも、高いコスパで購入できるワインがある事が理解頂けると思います。

フレッド・ロイマー醸造所があるカンプタールは、
オーストリアのニーダーエスタライヒ州にあり、ウィーンから車で北西に
1時間走ったところにあります。
パノニアからの熱風の影響で、夏は35度以上になりますが、
カンプ川に沿って北から冷気も来るので、同時にとても寒くなる、
寒暖差の大きなエリアです。
全体的に風通しがよく、病害やボトリティスの影響が小さく、
そのため、ワインはフレッシュでクリアな風味になりやすいのが特徴です。

畑はシュタインマッスル単一畑で
標高は300-340m。
土壌は原成岩や風化した雲母、上部はクレイや石にて構成されており、
手摘みのブドウを使用。
気になるこちらのワインは、
輝きのある濃い目の黄金色。
桃やアプリコット、白い花、蜂蜜などの複雑な香り。
バックヴィンテージながら心地良い酸は健在で
豊富なミネラルも相まって骨格を感じます。
熟成によって角が取れ丸みも感じる、エレガントそのものを表したような1本。
最上級のリースリングをしっかりとご体感いただけます。
■産地:オーストリア カンプタール
■品種:グリューナフェルトリナ100%
■タイプ:白・辛口

Fred Loimer~強さの中に温かさを秘める人~
●歴史●
フレッド・ロイマーはワイン生産者の家族の下に生まれました。
彼の父が1962年に祖父からファミリーの農場を引き継ぎ、その頃はまだ、
鶏や牛、野菜などを作る傍ら、ワイン造りをしていました。
しかし、徐々にワイン生産だけに集中していくようになります。
ロイマーは、学校を卒業してから、ドイツやカリフォルニアのブドウ園で修業し、
1987年に父親のワイナリーで働きはじめます。
最初の10年間はまず、セラーワークを身につけることから始めました。
その後、ブドウ畑の管理をし、最終的に自分のアイディアを
ワイン造りに反映しはじめます。
1997年、ロイマーがようやくワイナリーを引き継ぎ、今までのファミリーの
ワイン生産のフィロソフィーを変化させます。
それまでは、凝縮感があり、アルコール度が高めのワインが主流でしたが、
1998年ボトリティスが大量に発生したことをきっかけに、ロイマーは、
状態のよい果実のみを選果し、収穫を早める昔ながらのワイン造り、
それは、アルコールが低く、フレッシュさがあり、フルーティーでミネラルがある
ワイン造りに切り替えたのです。
このスタイルのワインを造るためには、クリーンな果実が必要になります。
ロイマーと彼の父が37エーカーから始めた畑は、
いまでは148エーカーまで増えています。