リースリング シュタインポルツ スマラクト2023 フランツ・ヒルツベルガー/Franz Hirtzberger Riesling Steinporz Smaragd /オーストリア白
世界中のワイン市場が欲しがるヒルツベルガー。
日本へは、実に6年振りの割当て!
FXピヒラー、クノル、プラガーと並び、オーストリア旋風を巻き起こしたヴァッハウ渓谷の4大生産者。
5世代に渡って常に最高クラスのワインを造り続けているだけでなく、ヴァッハウ独自のワイン品質規格を普及させた功績もあり、この地域における最高生産者として不動の地位を得ています。
2010年頃には、カーヴドテールへもご来店頂き、共にイベントを開催する親密な関係にありましたが、あまりに人気を博すようになり、もはや分けてもらうワインさえありません。
世界最高峰の生産者ですので、ぜひ入荷のあるこの機会にお求めください。
リースリング シュタインポルツ
シュタインポルツはシュピッ村標高230メートルから400メートルの高さ、南東向きの斜面にあるテラス状ブドウ畑で、リースリングの栽培に素晴らしい条件がそろっています。
土壌は片麻岩の風化土で、わずかに腐食土を含むます。ミネラルを含み、この畑ではスマラクトの格付けのワインが造られます。
古くは1263年から文献に記載されている歴史ある畑。
中庸な黄緑色、銀色の反射。フレッシュなブドウや桃、ダークミネラルのニュアンス、ほのかなライムと白い花の香り。
引き締まった緻密な味わい。アプリコットやブラッドオレンジなどの鮮やかな果実味。
上質な酸味のクールなスタイルのワイン。柑橘系の果物や塩気のある軽やかで踊るような長い余韻。

『ファルスタッフ』5つ星!
フランツ・ヒルツベルガー醸造所
ヴァッハウ渓谷は世界で最も美しい歴史ある景観を持ち、2000年には世界遺産に指定されました。
ヒルツベルガー醸造所が居を置くシュピッツ村はドナウ北岸の急斜面にあります。
ヒルツベルガー家は5世代に渡ってこの地に住み、13世紀よりブドウを栽培していたという伝統ある醸造所です。
現当主であるフランツ・ヒルツベルガーは、日々行うこまめな手入れにより最良のブドウが収穫でき、それが全てワインの品質へ反映されると信じています。
現在、ヒルツベルガー醸造所では当主と息子のフランツが共に畑とセラーの仕事を行い、妻のイルムガルドが営業・広報を担当しています。
また、ヒルツベルガーでは長年ヒルツベルガーの畑のブドウ摘みを行う熟練したチームを持っています。
彼らはしっかりとトレーニングされ、細心の注意を払って重要な仕事を任されています。
これらもヒルツベルガーのワインの品質を常に高く維持できている要因と言えます。

【ワイン造りへの哲学】
ヒルツベルガーが第一に目的とするところは個性があり、純粋なワインを
造ることです。
ヒルツベルガーは何世代にもわたる不可欠不変な取りくみと、信頼の
おける手法に専念し、その技術を洗練させてきました。
ヒルツベルガーの最大の目標は原産地に忠実なワインを造ることです。
それはヴァッハウの“テロワール”を反映させたもので、それぞれの畑の
独自の個性と、異なるヴィンテージがもつそれぞれのコンディションを
反映させています。
ヴァッハウのほとんどのワインメーカーが、観光客向けの軽い甘口ワインを
主に生産していた頃から、ヒルツベルガーはヴァッハウ峡谷のテロワールが
生み出す独特の風味を見出し、高品質のワイン造りにこだわってきました。
その信念を突き通すにはヴァッハウ峡谷の干ばつ問題、急な斜面に
テラス状の畑を造る為の石材運搬など様々な問題がありましたが、それを
克服したヒルツベルガー個人の努力なしで、ヴァッハウは世界的な白ワインの
銘醸地として知られることはなかったかもしれません。
そしてヒルツベルガーは“ヴァッハウワイン”のさらなる向上を目指し、
保護育成のためオーストリアワイン法とは別に、独自の品質基準を持つ
生産者サークル「ヴィネア・ヴァッハウ・ノビリス・ディストリクテュス協会」を創立しました。
現在も会長として“ヴァッハウワイン”のさらなる向上に、惜しまない努力と情熱を注いでいます。

【栽培と醸造】
ヒルツベルガーは全てのワインの個性はそれぞれの畑に由来している
と考えています。
ブドウの樹は短く剪定し、徹底的なキャノピーマネージメントと厳しい間伐、そして収穫前と収穫時には厳しい選別を行います。
収穫の際にはそれぞれの畑を手摘みで何度かにわたって摘みとり、最も高いレベルでの生理学的に成熟したブドウの実のみ選別収穫します。
モストはステンレススティールタンクで補糖は一切行わず、イースト菌を
加えずに自然に醗酵が止まるまで醗酵させます。
熟成は伝統的な大きな木樽で行い、リースリングはアカシアの樽で、グリューナー・フェルトリーナーはオーク樽を使用しています。