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ワイン基礎セミナー
【第1回】テイスティングの方法

こんにちは!

今回の基礎セミナーでは、「テイスティング」に関して学びます。

テイスティングはワインのプロだけがやる難しい儀式、だと思っていませんか?

ソムリエを目指していない純粋なワインラバーの皆様も正しいテイスティング方法知っておくと、ワインを飲むのが何倍も楽しくなりますよ♪

是非チャレンジしてみてくださいね。


【第1回】テイスティングの方法

テイスティングの目的とは?

東 講師 東

まずは
そもそもテイスティングをする目的って何?というところから(^^)/

① ワインの健康状態を確認する。

技術の向上もあり、品質劣化は珍しくなりましたが、それでもワインの個体差、コルク不良、輸出入の時の劣悪な環境など、様々な要因で劣化する可能性はあります。その見極めは、テイスティングの最も大きな意義ですね。

② ワインの分析をする。

どんなブドウがどんな環境で育ち、どんな人に造られたか?技術が格段に進歩した現代ではブドウ×環境×造りの掛け算でと~っても多様なスタイルのワインが造られるようになりました。きっちりと手順を踏んでテイスティングをすると、そのワインのルーツを読み解けるようになります。

③ ワインの飲み頃を推測する。
このワインは今が一番おいしい?5年後、10年後に飲むとどうなっている?

ワインにハマるきっかけとなる事も多い「熟成」のおいしさ。 出来立てのワインのフレッシュな果実感や若々しい渋みは年を追うごとに落ち着いていき、しっとりした上品なたたずまいに。 その代わりにお花のように華やかな香りをさせるようになるワインや、スパイスやきのこのような風味を強くさせるようになるワインも、、、。 奥が深すぎる熟成の世界(*’ω’*) テイスティングでそのワインが一番おいしいタイミングを見極めます!

④ ワインの味わい、香りを言語化する。

美味しかったことは覚えているがどういった味がするか、全然覚えられないそこのあなた!言語化して言葉として覚えれば、思い出しやすいですよ! 香りは「苺、ラズベリー、ハーブ」味わいは「キイチゴ、酸味しっかり、渋み少ない」
ざっくりと単語でメモしておくだけでOK。 (当日はワインの香りのフレーズ集を使い、参加者の皆さんでわいわいお話しをしながら、実際にメモしてもらいました。)

テイスティングに必要なもの?

東 講師 東

・ワイン
・ワイングラス

*テイスティングとは言っていますが、チェックするのは味わいだけではありません。 色や香りもワインを理解する上で重要な要素(*’ω’*)

テイスティングの時には傾けて色を見られるように透明で深さのあるグラスを。 香りが感じられるように丸いボウル型のものを選びます。通常のコップのように開けたものだとワインの香りはすぐに飛んでしまいます、、、。

  

テイスティングの手順

東 講師 東

①「色」のテイスティング

グラスを45度傾けて液面を楕円状にして色のトーン、濃さを確認!

②「香り」のテイスティング

グラスの中まで鼻を入れて、グラスの中に滞留しているワインの揮発した香りを取る! 香りが弱ければスワリングをし、空気を含ませて再度香りを取る。

③「味わい」のテイスティング

口に含んだ後、口の中全体に行き渡らせ、味わいを確認する。 飲み込んだ後に鼻に抜けてくる余韻を確認!

はじめのうちはこれらを一度に行うことなんて不可能なのでひとつずつ順番にやってみましょう(^^♪

色をみて→どんな香りがするかな?と予想。
実際に香りを取って→色から予想した香りと比べてどうか?
→この香りならどんな味わいかな?と予想。
実際に味わってみて、予想した味わいと比べてどうか?

といったようにひとつずつ予想して、検証していくと尚、理解度がアップ♪

視覚「色」のチェックポイント

東 講師 東

清澄度(透き通っているか) ワインの健全度を確認する

濃淡 ブドウの成熟度合い、ワインの凝縮感を推測できる

色調 ワインの熟成度合い 若い(一様)熟成した(グラデーション)

粘性(グラスをつたうワインの粘り気) アルコール度数の高さ、甘さ

嗅覚「香り」のチェックポイント

東 講師 東

ワインは原料のブドウだけではない、何種類もの香りがとても複雑に交わり合ったような香りがあります。 実際にワインを試飲しながら、どんな香りがするか向き合ってみましょう♪

① 第1アロマ(ブドウ品種由来の香り)

苺、ラズベリー、ブルーベリー、カシス、ブラックチェリー、プルーン レモン、グレープフルーツ、桃、マンゴー、パイナップルなどの果実香。

② 第2アロマ(発酵や醸造時の香り)

パン酵母、トースト、出汁、バター、バニラ、カカオなどの酵母やスパイスの香り。

③ 第3アロマ(長期間の熟成由来の香り)

はちみつ、杉、土、きのこ、皮製品、ドライフラワー、醤油など様々な香り。

味覚「味わい」のチェックポイント

東 講師 東

①ボディ ②果実味 ③タンニン ④酸味

これらのバランス次第で「美味しい」にも「まずい」にもなりえます。

①ボディ
ワインの味わいの骨格、ボリューム感、飲みごたえなど。

例)ライトボディ~フルボディ

②果実味
ワインの味わいの果実感のこと。

暖かい産地のブドウは南国系の果実感たっぷりな傾向で、寒い産地だとレモンやグレープフルーツなどビターで酸味のある果実感の傾向がありますね(^^)/
同じ品種でも産地で味わいが違います。

③タンニン
タンニンとはブドウの皮や種に含まれる渋み成分のこと。

滑らかとか、粗いと表現されることもあります。 タンニンの口当たりは粒子のサイズ感で表現されます。

④酸味
ワインの味わいの酸味。

寒い産地のワインに出やすく、暖かい産地でも標高の高い場所や涼しい沿岸部で造られるワインには酸味がしっかりと感じられます。 ブドウ品種自体の酸味量にも影響されます。

テイスティングは「慣れ」です!

続けていれば必ず上達し、自分の好みを言語化できるようになります。 それができればワインショップでも、レストランでも自分にぴったりのワインが選んでもらえるはず(*^-^*)

テイスティングはワインのプロだけがやる難しい儀式、だと思っていませんか?

是非チャレンジしてみてくださいね!



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